2017 Best Album(リイシュー・発掘盤編)



















  1. Dells,The - Sweet Funk As Can Be
  2. Holidays - Getting Kind Of Soulful
  3. Isaac Hayes - The Spirit of Memphis
  4. Neil Young - Hitchhiker 
  5. PP Arnold - The Turning Tide
  6. Phoebe Snow - Never Letting Go  
  7. Prince - Purple Rain(Expanted Edition)
  8. Replacements ,The - For Sale Live At Maxwell's 1986
  9. Sam Frazier Jr - Take Me Back
  10. Son House - John The Revelator 
  11. Son Seals - Live... Chicago 1978
  12. Van Morrison-The Authorized Bang Collection
  13. Wilco - Being There (Deluxe Edition)
  14. VA - 500 Atlantic Soul/R&B Singles
  15. 山口冨士夫- Jumps So High
リイシュー・発掘盤は以上の15枚。
①はオーストラリアのPlaybackからの再発。本作のほか同時にDellsが2枚リイシューされたが、いずれも劣らぬ珠玉のソウル・ミュージック。本当は数年前にユニバーサルが1000円シリーズやってた頃に出さなくちゃダメだっただろ。他にも昨年はPlaybackの再発にお世話になったなあ。去年はKentよりもいい仕事をしたと思う。

②はSoul Junctionからの編集盤。ホリデイズに関してはかつて鈴木啓志が「Soul City USA」で取り上げたこともあってグループ・ソウルものでも特に謎めいた存在で、数曲はコンピレーションで聴けたがこうしてまとまった形で聴くことが出来て非常に嬉しい。内容もグレイト。

③はアイザック・ヘイズのスタックス時代の音源を中心に編集されたコンピレーション。未発表音源てんこもりなのもさることながら、ソングライター・プロデューサーとしての側面に焦点を当てたDisc 1が特に興味深い。
商品の詳細

④はニール・ヤングの蔵出し音源。70年代半ばにレコーディングされたもの。アコースティックで、デモだったのか、商品化を前提したものかはわからないが素晴らしい内容。年末に出た「Visitor」もよかった。今年のロックの大御所ではニール・ヤングが一番印象に残った。
Hitchhiker

⑤は元祖UKソウルのPPアーノルドの蔵出し音源。70年前後のレコーディングか。インタビューを読むと、2017年にこうした形で発掘されたことが一つの奇跡のような気がしてくる。
The Turning Tide

国内メジャーの廉価盤再発も昨年はイマイチだった。ソニーのAOR CITYシリーズで数枚目ぼしいのがあったぐらいで、⑥のフィービ・スノウはその一枚。各レーベルにはソウルやブルース、SSWの名盤がまだまだ眠っているのだから、どんどん再発してほしいな。廉価で。

かつてローティーンの自分が貪るように聴いたアルバムが数枚、デラックスエディションとして再発されたが、その手のものならばプリンスの⑦。未発表曲もほとんどはブートで聴いていたからなあ、と思っていたがやはりマスタリングが違って感動モノ。ライブDVDはかつてその辺のレンタルショップに並んでいたものと同じだが、見応えたっぷり。
Purple Rain Deluxe (Expanded Edition) [Explicit]

⑧はリプレイスメンツの86年のライブ。マッツに関しては半ば公認でライブ音源がダウンロードできるし、本作のライブも同様なのだが音質が違い過ぎて感動。さすがライノの仕事。
「Replacements,The - For Sale Live At Maxwell's」の画像検索結果
⑨はアラバマ出身のブルーズン・ソウルシンガーの過去音源をコンパイルしたもの。ライナーに目を通してもデータなど詳細は不明だが、これぞソウル・ミュージックという内容。
SAM FRAZIER JR. / TAKE ME BACK(CD)

サンハウスの⑩だが、こんなのが昨年リイシューされていたなんて12月になるまで知らなかった。2枚組で1枚は60年代後半にラジオ出演したときの演奏とインタビュー、もう1枚は70年代に入っての最晩年のもの。やはり1枚目の迫力が凄い。

⑪はラフさ加減を含めてクラブでやっている空気感がたまらない。

⑫ヴァン・モリソンだが、今年は新譜のブルース・アルバムよりも⑫の再発のほうを多く聴いた。以前からブートで出回ってはいたが、断然音がいい。

最近は疎遠だったがウィルコだが、⑬のデラックス・エディションで個人的に再評価が高まった。やはり名盤。ライブや未発表音源も素晴らしい!

コンピレーションは⑭の1枚のみ。鈴木啓志編集のアトランティックのソウルR&B集だが、全10集のはずがVol.3の発売が中止となり、このままとん挫するのかと思いきや延期に過ぎなかったようで今年の2月に出るらしい。内容はグレイト。だがしかし高すぎんだろ…。リマスターや交渉で手間取っているのはわかるけど、いまどき4800円なんか4枚組の値段じゃん。

邦楽は⑮の1枚。正確には2016年末に出た音源集だが、これはマブい。

以上15枚。今年もいい音を掘ってくれることを望む。











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