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2017年2月1日水曜日

戸川階段



やっぱり俺はJOJO広重が嫌いなんだなあと再確認しただけの一枚。
どうせこうなるんだろう、という予想を何も裏切らない。
それにしても単なるお約束だけでできた伝統芸になってしまっただけのノイズミュージックに何の価値があるのかしら。

こぶしファクトリー - 辛夷其ノ壱



こぶしファクトリーのファースト。17曲中10曲が過去に発表されたシングル曲と、ファーストアルバムというよりは新曲を収録したベストアルバムだな。アルバムが出た時点で賞味期限切れだった時事ネタソングやイベントタイアップの企画モノまで収録してるのはセコいというか、とにかく何がなんでも収録時間いっぱいまでブチこまないと気が済まなったのだろう。そういう意味で日本のMottainai精神を見せてくれているが、アルバムとしては散漫な印象は否めない。もっと曲を絞ったら評価も違ったかもね。
ツイなどを見るにラスト曲の評判がいいが、俺はああいう拓郎節というかドメスティックな歌謡フォークのフォーマットが苦手なんだなあと再確認しました。
面影ラッキーホールあたりに曲を提供してもらったらおもしろそうなのに。

2017年1月31日火曜日

Yen Town Band - Diverse Journey



その昔、俺が若かった頃に短い間活動していたCHARAと小林武史のユニットの約20年ぶりのアルバム。リアルタイムではラジオで流れるような曲ではかなりいい線行っていたという印象を持っていた。
何が動機かは知らないが、見事なまでにというか、それしかないというか、まあ、90年代している。
とはいえ時代錯誤感がそれほどでもないのは、小林やメンバーの才能云々ではなくむしろシーンの停滞感のせいだろう。どのジャンルも痩せ細るばかりだからな。
何より感心したのはCHARA。シンガーとして個性はやはり大したものだということを再確認させられた。同じような曲を歌っても、より悲しく感じさせるのが凄い。

2017年1月23日月曜日

Hello!Project COUNTDOWN PARTY 2016 ~ GOOD BYE & HELLO ! ~















暇つぶしに押し入れから引っ張りだしたチャーリー・パットン特集のブルース&ソウル・レコーズで「モーニング娘。の歌を聴いてこのビブラートがと感涙にむせいでいる奴は誰もいないだろう」という旨のコラムを吾妻光良が寄稿したのを10数年ぶりに再読した夜に、何の因果かスカパーで視聴

会場は中野サンプラザ。
「パパはね、昔ここでテレビジョンを見たんだよ」と娘に言っても反応ゼロ。
マーキー・ムーンのイントロでトム・ヴァーラインが間違えて、「Sorry」ってやり直してね。ナメてんのかフザけんなバーロー、金のためにイージーに再結成しやがってって頭に血が上ってそれからずっとテレビジョンが嫌いだったけど、それってやつらの十八番のネタなんだってね。21世紀になってから知ったよ。でもしょうがないよね。イカ天バンドっぽいそんなおふざけとは何一つ親和性がない息苦しいまでに緊張感に溢れたテレビジョンが好きだったんだから。

まあ、どっちにしろ20年以上も昔の話なんだがね。お前が生まれるよりずっとずっと昔のことだよ。
ましてクラッシュやジャムがサンプラでやったなんて、パパですら今のお前よりもちっちゃなガキだった頃の話だ。だがね、そんな威厳のある会場なんだよ。中野サンプラザって。

とかなんとかつぶやくが、ガキは聞き流すのみ。まあ、正常だな。まともなガキはおっさんのノスタルジーなんかつきあうもんじゃない。
そういえばSIONも見た気がする。あれ? あれは渋公だったっけ?

なっきーのフェロモンとまいまいの歌唱力アップが最も印象的。
後者はなんで今更感が惜しい。まいまいのパートに来ても失笑しないもんね。もったいねえなあ。

おでんのあいあい羽子板も泣けた。あと、なんで腹が出てないのに手足があんな太いのか疑問にとらわれるが、それも含めておでんの魅力なのか。

あと久しぶりに見たチャーミーも元気そうで何より。

それ以外では前半の被せの凄さ。
誰一人歌が下手だと思わなかったのはそのせいか。
まあ、それはそれとして2月4日の札幌のハロコンにやっぱ行きてえなあと思ったのは最後まで楽しんで視聴出来た証拠だろう。

ちなみに今日の晩飯はガールズナイトアウトで黒木料理長があいあいに教えてたレシピどおりのトリカラ。

2017年1月21日土曜日

踊る! ディスコ室町 - 新しいNEW室町



Youtubeを色々見ているうちに知った京都のディープファンクバンド。
平均年齢23歳という若いバンドだ。

これは彼らのミニアルバム。
これまでにインディーで出していた作品は全部売り切れ。
いまどきのバンドの割にボーカルの歌い方がガッツあふれているのがいい。
あとギターもカッコいいね。
10点満点なら8点なんだけど、その2点が致命的な不足なのか、あるいは伸びしろなのかと考えたりもする。

いずれにしろテレビやラジオで見るどの若手日本人バンドよりはずっとマシ。
俺がプロダクションの社員なら契約する。


2017年1月20日金曜日

フォーク・クルセダーズ-フォークルさよならコンサート


前にベストアルバムを聴いてフォークルはダサいと思っていた。
森山良子とかマイク真木あたりと何が違うのかまったくわからなかった。
高田渡のように胸に染みたり、友部正人のように胸を刺したり、三上寛のように胸を叩きつけるようなことはまったくなかった。
若い頃の親の浮かれた写真を見た時のような気恥ずかしさ、それがフォークルだった。

にもかかわらずこのアルバムを購入したのはブックオフで叩き売られていた上、ロック画報あたりでの高評価が印象に残っていたから。
スタジオ盤では歌謡曲と切り捨てていい曲をやっていても、ライブでは毒があるのだろうと思いこんだのだが、つくづく間違いだったと思い知る。
どの曲も本当にただただ気恥ずかしくなるだけ。

先述したようにスタジオ盤も相当なもんだが、このライブ盤はそれ以上だ。
歌も、演奏も、キャーキャーわめきまくるギャルたちの歓声もすべてがヌルい。それを含めて時代なんだろうが、少なくともフォークルを聴いてこの時代、もっと言えばこの時代の京都に興味を憧憬を抱くことはないな。

2015年11月10日火曜日

極私的・日本のロックベストアルバム(ノミネート編)

余りにも暇なので作成してみることにした。
取りあえず日本のロックなのはブラックミュージックや洋楽ロックに比べてチョイスしやすいからという、極めて軟弱な理由。
選択の基準と優先順位は以下のとおり。

①現在の自分が求めているもの、聴いて素直によいと思えるもの。 
②今後も聞き続けるであろうと思われるもの。
③かつてかなり愛聴し、自分の音楽観に影響を与えたもの。

よって、③を十分に満たしていてもランクインしない確立が高いので悪しからず。

とりあえず、今回は思いつくままに以下のアルバムをノミネート。


フラワートラヴェリンバンド「サトリ」
ジョー山中「新しい世界へ」
サディスティック・ミカ・バンド「ファースト」
キャロル「ルイジアンナ」
頭脳警察「ファースト」
浅川マキ「浅川マキの世界」
浅川マキ「キャットナップ」
RCサクセション「ラプソディ」
RCサクセション「楽しい夕に」
RCサクセション「シングルマン」
忌野清志郎「メンフィス」
遠藤賢司「Niyago」
遠藤賢司「満足できるかな」
斉藤哲夫「君は英雄なんかじゃない」
高田渡「ごあいさつ」
高田渡「系図」
高田渡「石」
大瀧詠一「ファースト」
あがた森魚「乙女の浪漫」
はちみつぱい「センチメンタル通り」
古井戸「古井戸の世界」
岡林信康「中津川フォークジャンボリー」
岡林信康「金色のライオン」
加川良「タイム・アウト・オブ・マインド」
友部正人「大阪へやってきた」
友部正人「にんじん」
友部正人「また見つけたよ」
三上寛「ひらく夢などあるじゃなし」
三上寛「BANG!」
五つの赤い風船「モニュメント」
いとうたかお「ファースト」
田中研二「チャーリー・フロイドのように」
小坂忠「ほうろう」
村八分「ライブ」
サンハウス「ポイズン」
細野晴臣「泰安洋行」
西岡恭蔵「ろっかばいまいべいびい」
布谷文夫「悲しき夏バテ」
荒井由美「ひこうき雲」
サウス・トゥ・サウス「この熱い魂を伝えたいんや」
大上留利子「ええ歌ばっか」
ソー・バッド・レビュー「ファースト」
憂歌団「ファースト」
金子マリ&バックスバニー「ライブ」
スカイドッグブルースバンド「ファースト」
萩原健一「熱狂雷舞」
萩原健一「ドンファン」
萩原健一「サンキュー・ディア・マイ・フレンズ」
柳ジョージ&レイニーウッド「タイム・イン・チェンジス」
矢野顕子「ジャパニーズガール」
矢野顕子「スーパーフォークソング」
大貫妙子「ミニヨン」
アナーキー「ファースト」
アナーキー「80年維新」
アナーキー「アナーキーシティ」
フリクション「軋轢」
リザード「リザード」
プラスティックス「ウェルカム」
アーント・サリー「ファースト」
PHEW「SAME」
イヌ「メシ喰うな」
町田町蔵「ほな、どないせえゆうね」
町田町蔵+北澤組「腹ふり」
スターリン「STOP JAP」
スターリン「虫」
スターリン「フィッシュ・イン」
ノンバンド「ノンバンド」
じゃがたら「南蛮渡来」
チャンス・オペレーション「リゾルブ」
チャクラ「さてこそ」
ルースターズ「ファースト」
ルースターズ「DIS」
ルースターズ「φ」
スタークラブ「ハロー・ニュー・パンクス」
バッツ「Waooo!」
スクーターズ「娘ごころはスクーターズ」
泉谷しげる「吠えるバラッド」
ローザ・ルクセンブルグ「ぷりぷり」
SION「ストレンジ・バット・トゥルー」
SION「夜しか泳げない」
ブランキー・ジェット・シティ「BANG!」
頭脳警察「ファースト」
中川五郎「25年目のおっぱい」
CHAR「ファースト」
有山じゅんじ「ありのままじゅんじ」
シュガーベイブ「SONGS」
吉田美奈「モンスター・イン・タウン」
ミラーズ「リアル・ステイト」
ミスター・カイト「ライブ・イノセント」
シーナ&ザ・ロケッツ「チャンネル・グー」
ロッカーズ「フー・ザ・ロッカーズ」
P-MODEL「ヴァーチャル・ライブ1」
戸川純「玉姫様」
ゼルダ「セカンド」
ゼルダ「空色帽子の日」
ブルーハーツ「ファースト」
岡村靖幸「靖幸」
ブランキー・ジェット・シティ「BANG!」
花田裕之「ロックンロール・ジプシー」
マッドカプセル・マーケッツ「Same」
UA「ファースト」
原田知世「クローバー」
小島麻由美「セシルのブルース」
フィッシュマンズ「宇宙東京世田谷」
フィッシュマンズ「空中キャンプ」
椎名林檎「無罪モラトリアム」
相対性理論「シフォン主義」
モノポリーズ「ファースト」
パフューム「ゲーム」
カルメン・マキ「From Bottom World」
宇崎竜童「ブルースで死にな」

しかしショボいセレクトだな。
無難というか、いかに自分でアンテナを張り巡らせて音楽を探してなかったかがわかるね。
とりあえず頭からっぽで名盤ガイドまかせ。

それにしてもセレクト全般的に思ったのが、俺ってフォーク(アメリカ音楽の影響が強いもの)とパンク(ビンテージもの)が好みであり、反対にバンドブームやビジュアルみたいなミーハー系と、渋谷系やロキノン系みたいな優等生っぽいものが苦手なんだと。

この中から最終的にはベスト20、次点10で合計30枚まで絞ろうと思う。



     

2015年7月12日日曜日

憂歌団 - ST


75年のファースト。

はじめて憂歌団を聴いたのは中学生の頃だった。
当時、憂歌団=和製ブルースの最高峰という風潮が確かにあった。
というか、中学生レベルでは憂歌団以外に日本のブルースバンドなんか存在しないも同然だった。
ロッキン・オンにも、パチパチにも、その他友達の家にある音楽雑誌にも、ブルースバンドなんか載っていなかったのだ。ただ憂歌団だけが(新譜やライブのインフォメーション程度とはいえ)紹介されていた。
近藤房之助がビーイングからアルバムを定期的にリリースするようになるまでには数年の時間を要した。

ストーンズなどを通してブルースに幻想を抱いていたおれは、当然のように憂歌団のCDを借りてみた。当時は地方にいて、マディやウルフなどのベーシックアイテムすら聴くのが困難だったのだ。
ショップにあったのはフォーライフ時代のベストだが、残念なことにそれは少なくともおれが思い描いていたブルースとは違っていた。
ストーンズを通して思い描いたブルースよりも、むしろ普通の歌謡曲や演歌に近いように感じたのだ。 

そんな芳しいとはいえない出会いをした憂歌団を久々に聴いてみたのは、近所のブックオフにズラリとその作品が並んでいたからだ。おそらく、同一人物が売却したのだろう。それを見て、ふとファーストがほしくなった。トリオ時代は大方持っているが、なぜかこのアルバムはなかった。

もう何年ぶりかわからないほどご無沙汰だった憂歌団だが、圧巻だった。
ブルースの音源を聴くのも難儀したとリアルタイマーがよく述懐するところだが、そんな70年代前半にこれだけブルースのフィーリングをモノにしていたのは感嘆するしかない。
改めて聴くと演奏力のみならず、歌詞の完成度や、木村の声も相当に強力だ。
そして何より、サウンドも歌詞もいまなお決して古びてない。これには驚いた。
同時期のサウス・トゥ・サウスやソー・バッド・レヴューなどを聴いていると今となっては時代を感じる部分が少なくないが、憂歌団にはそれがない。

いまなお有効な75年のブルース。
この事実を認識したのは収穫だった。








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