2018 Best Album (新譜)
なお、表記はアルファベット順。
- The Bamboos - Night Time People
- The Bones Of J.R.Jones - Ones To Keep Close
- Boz Scaggs - Out Of The Blues
- Buddy Guy - The Blues Is Alive And Well
- Candi Staton - Unstoppable
- Cedric Burnside - Benton Country Relic
- Charles Bradly - Black Velvet
- Chara - Baby Bump
- David Crosby - Here If You Listen
- Eli Paperboy Reed Meets High & Mighty Brass Band - ST
- Gene Jackson - 1963
- Leon Bridges - Good Thing
- Lucinda Williams - This Sweet Old World
- Mighty Mo Rodgers & Baba Sissoko - Griot Blues
- Neneh Cherry - Broken Politics
- Punch Brothers - All Ashore
- Superorganism - ST
- Walter Wolfman Washington - My Future Is My Past
- Willie Hightower - Out Of Blue
- 岡林信康 - 森羅十二象
①はオーストラリアのディープファンクバンド。軽めのサウンドだが、心地よくてよく聴いていた。モータウン調の2曲目は特に今年よく聴いた1曲。
②はアメリカのオルタナカントリー。南部臭が最高。実際はニューヨークらしいが。
③のボズは例によってのブルーズンソウル路線。ヘビロテしなかったわけがなく。
④のバディだが、ここ20年ぐらいのバディでは最も聴いている。コブラ時代以降ではベスト…ではないかもしれないが、それぐらいの愛聴盤。
⑤のステイトンは正統派ソウル路線の1枚。前作が情けない打ち込みの曲なども収録されて散漫な印象が強かったからか、今回は芯がしっかりしている印象。パティ・スミスのカバーなども違和感なく歌いこなすのは流石。
⑥はRLバーンサイドの息子。恐ろしいぐらい父親と同じ。ドロドロ、グダグダのブルース。最高。
⑦のチャールズ・ブラッドリーは貫禄の1枚。毎回外れなし! 現役ソウルシンガー最高峰か。今年はリー・フィールズの新作にも期待。
⑧のチャラはこの並びでは異色に見えるが、逆に言えばそれぐらいよかったということ。ソウル路線。
⑨のデビッド・クロスビーについては、今年出たベテラン(おじいちゃん?)のSSW新譜ではこれ。
⑩のペーパーボーイはニューオリンズのブラスバンドと組んだ一枚。実にパワフルでハイテンションな出来で、この人の作品では一番聴いているかも。とにかくボルテージが凄い。
⑪まったく知らなかったマイナーなソウル・シンガー。普通のソウルを普通にやっているのだが、その普通さが2018年には幸福なのよね。
⑫のレオン・ブリッジスだが、鳴り物入りでのデビュー作だった前作を聴いて大したことないと舐めていたが大きな間違い。グレイト。
⑬のルシンダは、相変わらずの高水準の出来。今回は特によかった。
⑭はベテランブルースマンとマリのミュージシャンとのコラポ。テーマはアフリカ。ジャズなんかでは珍しくないアプローチだが、ブルースではあまりないな、考えてみれば。野心作にして実にカッコいい一枚。
⑮のニナ・チェリーは、ジョージア・アン・マルドロウとどちらにしようか迷ったが、僅差でこちら。理由は聞いた回数。
⑯のパンチ・ブラザーズも外れがないなあ。いつも素晴らしいアルバムを出してくれる。現行アメリカーナでは最高峰ではないだろうか。youtubeで見たライブ映像のクオリティと緊張感も凄かった。
⑰は多国籍バンド、スーパーオーガニズムのファーストアルバム。最初、youtubeでスタジオライブの映像を見たときはぶっとんだ。チャラ同様、これも主な俺の路線とはズレている気がするがやはりそれだけ凄いのだ。インパクトという点では今年のナンバーワンはこれか。
⑱のウォルター・ウルフマンは、そういえばいたな…ぐらいの認識だったが作品を聴いてそんなこと言ってる場合じゃないと訂正。良質なニューオリンズ・ブルーズンソウルが凝縮された一枚。
⑲はソウル・ファンを驚愕させたウィリー・ハイタワー、数十年ぶりの復帰作。正直、昨年のドン・ブライアントのほうが驚きはあったかな。ハイタワーがライブ活動を再開したのは知っていたからね。それでも外せない、外すわけにはいかない。
⑳の岡林は矢野顕子やサンボマスター、山下洋輔などとのコラポによる往年の楽曲のリメイク盤。2018年最後の最後に聴いたのだが、脱帽。
迷って選ばなかったのがアナーキー、エルヴィン・ビショップ、ジョン・クリアリー、ネイサン・ラティーフ、シリータ・ジョンソン、ゴー!チーム、ブリーダーズ、タイニー・レッグ・ティム。
聴いた回数は多かったが、前作に比べると及ばない気がしてどうしてもベストに選出する気になれなかったのがエズラ・ファーマン、スティーブ・フォーバート、RLボイス、ウィスキー・ムーンフェイスなど。
ビッグネームのベテランではニール・ヤングやヴァン・モリソン、ポールなどは良くも悪くも期待に違わぬ出来だったゆえ、だからこそ次作も同じクオリティのものが確実に出るのだろうというミョーな安心感が生じ、余り聴かなかったため選出せず。
ビッグネームのベテランではニール・ヤングやヴァン・モリソン、ポールなどは良くも悪くも期待に違わぬ出来だったゆえ、だからこそ次作も同じクオリティのものが確実に出るのだろうというミョーな安心感が生じ、余り聴かなかったため選出せず。
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