2017年2月6日月曜日

Bash & Pop - Anything Could Happen



その昔、リプレイスメンツが(たぶん)一番好きだった。
少なくとも最も好きなバンドの一つであったことには違いなかった。
最近は疎いが、中高生ぐらいに出会ったアーティストで一度も関心を失わないまま30過ぎまでフォローしていたのはフロントマンだったポール・ウェスターバーグだけだった。
ウェスターバーグが米amazon限定配信とかそんなことをやり出してから、次第にフォローすることもなくなったが、再結成したことは知っていた。12インチがリリースされて、アルバムが出たら買おうと思ったが結局果たされないまま数年が経過している。12インチは未聴のままだ。

本作はベーシストのトミー・スティンソンのバンド。バッシュ・アンド・バップという。解散して2年ぐらいにサイアーからアルバムがリリースされていたが、20数年ぶりのアルバムのようだ。
スティンソンがガンズ&ローゼスに加入していたことは知っていたが、まだメンバーなのか? ガンズを経過したことでだっさいハードロックっぽくなっていたらやだな、と思ったがそんなことはなかった。色んな意味で20数年前と同じだった。

基本的にウェスターバーグと同じような曲で、同じような歌い方。ただウェスターバーグをウェスターバーグたらしめているものが声に備わっていないのがスティンソンのスタイルだ。
当たり前のことを当たり前にやったらこんなアルバムが出来た。力んでもないし、おかしく自分を追い込んだりもしない(だろう)。湧き出てきた歌を。溢れてくるものを。わざとらしさがない。素晴らしいロックアルバム。

2017年2月1日水曜日

Iggy Pop - Post Pop Depression



正直、俺はイギーのよいリスナーではない。
最初に聴いたのはインスティクトだったか、ブリック・バイ・ブリックだったか、ハードロック寄りな普通の売れ線ロックじゃんとしか思わなかった。LAメタルとの交流も多かったこともいい印象を受けなかった。俺はほんとうにヘビメタが嫌いだった。

上京してストゥージーズやイディオット、ラスト・フォー・ライフあたりの作品を聴くまでその印象は変わらなかったし、ネガティブな印象が払拭されたあとでも俺にとってのイギーは70年代であって、新作がリリースされても別に興味や関心は抱かなかった。再結成ストゥージーズも同様で、衝動で一枚購入したが未だに一度も聴いていない。

本作を聴きながら、ああイギーだと何度も思った。
畏怖したり感心したり苦笑したりしながら。
イギーを好きでも嫌いでもない人にこのアルバムを説明するなら、ラスト・フォー・ライフやイディオットあたりの焼き直し。だがイギーの出来は悪くないし、痛々しさなどは微塵もない。本人の年齢や近しい人間が次々亡くなっていることを思えば凄いことだ。力作。

戸川階段



やっぱり俺はJOJO広重が嫌いなんだなあと再確認しただけの一枚。
どうせこうなるんだろう、という予想を何も裏切らない。
それにしても単なるお約束だけでできた伝統芸になってしまっただけのノイズミュージックに何の価値があるのかしら。

Aaron Neville - Apache



ずっとソロ・シンガーとしてのアーロン・ネヴィルが苦手だった。A&M時代のポピュラー歌手然とした作風がどうにも合わなかったのだ。歌のうまさも鼻につく感じだったし。常にわざとらしさを感じた。

ブルーノートから出た前作から印象が変わったが、オールディーズのカバーアルバムというコンセプトを含めたプロデューサーのキース&ドン・ウォズの手腕かと思ったが、ソウルヴィルと絡んだ本作でネガティブな印象は吹き飛んだ。あの時代こそが異常だったのだ。快作。

こぶしファクトリー - 辛夷其ノ壱



こぶしファクトリーのファースト。17曲中10曲が過去に発表されたシングル曲と、ファーストアルバムというよりは新曲を収録したベストアルバムだな。アルバムが出た時点で賞味期限切れだった時事ネタソングやイベントタイアップの企画モノまで収録してるのはセコいというか、とにかく何がなんでも収録時間いっぱいまでブチこまないと気が済まなったのだろう。そういう意味で日本のMottainai精神を見せてくれているが、アルバムとしては散漫な印象は否めない。もっと曲を絞ったら評価も違ったかもね。
ツイなどを見るにラスト曲の評判がいいが、俺はああいう拓郎節というかドメスティックな歌謡フォークのフォーマットが苦手なんだなあと再確認しました。
面影ラッキーホールあたりに曲を提供してもらったらおもしろそうなのに。

God Don't Never Change - The Songs of Blind Willie Johnson


ブラインド・ウィリー・ジョンソンのトリビュート。
最初に聴いたのは寝起きで、布団の中というシチュエーションだったからか、その時はずいぶんウルセーなあと感心したものだったことを覚えている。

その後回数を重ねると印象も変わったが、個人的にリッキー・リーとカウボーイ・ジャンキーズが出色。

2025年再発&編集アルバムベスト

B ob Dylan - Through The Open Window: The Bootleg Series Vol. 18 Chance Operation - Place Kick Dead Famous People - Wild Young Ways Doc Pomu...