Bash & Pop - Anything Could Happen
その昔、リプレイスメンツが(たぶん)一番好きだった。
少なくとも最も好きなバンドの一つであったことには違いなかった。
最近は疎いが、中高生ぐらいに出会ったアーティストで一度も関心を失わないまま30過ぎまでフォローしていたのはフロントマンだったポール・ウェスターバーグだけだった。
ウェスターバーグが米amazon限定配信とかそんなことをやり出してから、次第にフォローすることもなくなったが、再結成したことは知っていた。12インチがリリースされて、アルバムが出たら買おうと思ったが結局果たされないまま数年が経過している。12インチは未聴のままだ。
本作はベーシストのトミー・スティンソンのバンド。バッシュ・アンド・バップという。解散して2年ぐらいにサイアーからアルバムがリリースされていたが、20数年ぶりのアルバムのようだ。
スティンソンがガンズ&ローゼスに加入していたことは知っていたが、まだメンバーなのか? ガンズを経過したことでだっさいハードロックっぽくなっていたらやだな、と思ったがそんなことはなかった。色んな意味で20数年前と同じだった。
基本的にウェスターバーグと同じような曲で、同じような歌い方。ただウェスターバーグをウェスターバーグたらしめているものが声に備わっていないのがスティンソンのスタイルだ。
当たり前のことを当たり前にやったらこんなアルバムが出来た。力んでもないし、おかしく自分を追い込んだりもしない(だろう)。湧き出てきた歌を。溢れてくるものを。わざとらしさがない。素晴らしいロックアルバム。
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