2018年1月15日月曜日

2017 Best Album(リイシュー・発掘盤編)



  1. Dells,The - Sweet Funk As Can Be
  2. Holidays - Getting Kind Of Soulful
  3. Isaac Hayes - The Spirit of Memphis
  4. Neil Young - Hitchhiker 
  5. PP Arnold - The Turning Tide
  6. Phoebe Snow - Never Letting Go  
  7. Prince - Purple Rain(Expanted Edition)
  8. Replacements ,The - For Sale Live At Maxwell's 1986
  9. Sam Frazier Jr - Take Me Back
  10. Son House - John The Revelator 
  11. Son Seals - Live... Chicago 1978
  12. Van Morrison-The Authorized Bang Collection
  13. Wilco - Being There (Deluxe Edition)
  14. VA - 500 Atlantic Soul/R&B Singles
  15. 山口冨士夫- Jumps So High

リイシュー・発掘盤は以上の15枚。
①はオーストラリアのPlaybackからの再発。本作のほか同時にDellsが2枚リイシューされたが、いずれも劣らぬ珠玉のソウル・ミュージック。本当は数年前にユニバーサルが1000円シリーズやってた頃に出さなくちゃダメだっただろ。他にも昨年はPlaybackの再発にお世話になったなあ。去年はKentよりもいい仕事をしたと思う。

②はSoul Junctionからの編集盤。ホリデイズに関してはかつて鈴木啓志が「Soul City USA」で取り上げたこともあってグループ・ソウルものでも特に謎めいた存在で、数曲はコンピレーションで聴けたがこうしてまとまった形で聴くことが出来て非常に嬉しい。内容もグレイト。

③はアイザック・ヘイズのスタックス時代の音源を中心に編集されたコンピレーション。未発表音源てんこもりなのもさることながら、ソングライター・プロデューサーとしての側面に焦点を当てたDisc 1が特に興味深い。
商品の詳細

④はニール・ヤングの蔵出し音源。70年代半ばにレコーディングされたもの。アコースティックで、デモだったのか、商品化を前提したものかはわからないが素晴らしい内容。年末に出た「Visitor」もよかった。今年のロックの大御所ではニール・ヤングが一番印象に残った。
Hitchhiker

⑤は元祖UKソウルのPPアーノルドの蔵出し音源。70年前後のレコーディングか。インタビューを読むと、2017年にこうした形で発掘されたことが一つの奇跡のような気がしてくる。
The Turning Tide

国内メジャーの廉価盤再発も昨年はイマイチだった。ソニーのAOR CITYシリーズで数枚目ぼしいのがあったぐらいで、⑥のフィービ・スノウはその一枚。各レーベルにはソウルやブルース、SSWの名盤がまだまだ眠っているのだから、どんどん再発してほしいな。廉価で。

かつてローティーンの自分が貪るように聴いたアルバムが数枚、デラックスエディションとして再発されたが、その手のものならばプリンスの⑦。未発表曲もほとんどはブートで聴いていたからなあ、と思っていたがやはりマスタリングが違って感動モノ。ライブDVDはかつてその辺のレンタルショップに並んでいたものと同じだが、見応えたっぷり。
Purple Rain Deluxe (Expanded Edition) [Explicit]

⑧はリプレイスメンツの86年のライブ。マッツに関しては半ば公認でライブ音源がダウンロードできるし、本作のライブも同様なのだが音質が違い過ぎて感動。さすがライノの仕事。
「Replacements,The - For Sale Live At Maxwell's」の画像検索結果
⑨はアラバマ出身のブルーズン・ソウルシンガーの過去音源をコンパイルしたもの。ライナーに目を通してもデータなど詳細は不明だが、これぞソウル・ミュージックという内容。
SAM FRAZIER JR. / TAKE ME BACK(CD)

サンハウスの⑩だが、こんなのが昨年リイシューされていたなんて12月になるまで知らなかった。2枚組で1枚は60年代後半にラジオ出演したときの演奏とインタビュー、もう1枚は70年代に入っての最晩年のもの。やはり1枚目の迫力が凄い。

⑪はラフさ加減を含めてクラブでやっている空気感がたまらない。

⑫ヴァン・モリソンだが、今年は新譜のブルース・アルバムよりも⑫の再発のほうを多く聴いた。以前からブートで出回ってはいたが、断然音がいい。

最近は疎遠だったがウィルコだが、⑬のデラックス・エディションで個人的に再評価が高まった。やはり名盤。ライブや未発表音源も素晴らしい!

コンピレーションは⑭の1枚のみ。鈴木啓志編集のアトランティックのソウルR&B集だが、全10集のはずがVol.3の発売が中止となり、このままとん挫するのかと思いきや延期に過ぎなかったようで今年の2月に出るらしい。内容はグレイト。だがしかし高すぎんだろ…。リマスターや交渉で手間取っているのはわかるけど、いまどき4800円なんか4枚組の値段じゃん。

邦楽は⑮の1枚。正確には2016年末に出た音源集だが、これはマブい。

以上15枚。今年もいい音を掘ってくれることを望む。











2018年1月5日金曜日

2017 BEST ALBUM 25





  1. Alice Jayne - Inside The Cover
  2. Beau Williams - Zydeco Sounds 
  3. The Blind Boys Of Alabama - Almost Home
  4. Chicano Batman - Freedom is Free
  5. Cody ChesnuTT - My Love Devine Degree
  6. The Como Mamas - Move Upstairs
  7. Don Bryant -  Don't Give Up On Love
  8. John Mayer - The Search for Everything
  9. Lizz Wright - Grace
  10. Mavis Staples - If All I Was Was Black
  11. Miguel - War & Leisure
  12. Nathan James - What I Belive
  13. Neil Young & Promise of the Real - The Visitor
  14. R.L. Boyce - Roll And Tumble 
  15. Rev  Sekou - In Times Like These
  16. Reverend KM Williams - Solo In Switzerland
  17. Roland Johnson - Imagine This 
  18. Savoy Motel - S.T
  19. Sharon Jones & The Dap-Kings - Soul of a Woman
  20. Shoos Off - Celebrity Crush
  21. Steve Forbert - Flynig At Night
  22. Sugaray Rayford - The World That We Live In 
  23. Tedeschi Trucks Band - Live... 
  24. Teskey Brothers - Half Mile Harvest 
  25. Sweet Pea Atkinson - Get What You Deserve
迷って選んだのが以上の25枚。表記はアルファベット順。
本当は10枚選ぶはずが絞れず、20枚にも絞れずで泣く泣く選んだのがこれ。そう考えると豊穣だったんだな。
今年は例年になくロックを聴いたと思うが、それでもブラックミュージック優先なのね。
選んだもの以外でも次点としてロックならストーン・ファウンデーション、DDダンボ、ベテランならロドニー・クロウェル、スティーブ・アール、デビッド・クロスビー、スティーブ・ウィンウッド、プリテンダーズ、ルーツ系のインディーならファーザー・ジョン・ミスティ、アンジェリーナ・プレスリー、タイガー・リリーズ、サラ・ワトキンス(かなり聴いた)、サン・ペドロ・スリム、サマンサ・フィッシュ、テディ・トンプソン&ケリー・ジョーンズ、ブルースならロバート・クレイとハイリズムスのやつ、ロニー・ベイカー・ブルックス、キム・ウィルソン、R&BならフォースMD'S、ブライアン・オーウェンス、エリック・ロバーソン、TLC、トミー・マッギー(かなり迷った)…ダメだ。いいのがアリすぎる。まだまだたくさんあったけど、良質な作品と多く出会えた1年だったと断言できる。
プライベートも仕事も散々だったが、それだけが救いか。


2017年2月6日月曜日

Bash & Pop - Anything Could Happen



その昔、リプレイスメンツが(たぶん)一番好きだった。
少なくとも最も好きなバンドの一つであったことには違いなかった。
最近は疎いが、中高生ぐらいに出会ったアーティストで一度も関心を失わないまま30過ぎまでフォローしていたのはフロントマンだったポール・ウェスターバーグだけだった。
ウェスターバーグが米amazon限定配信とかそんなことをやり出してから、次第にフォローすることもなくなったが、再結成したことは知っていた。12インチがリリースされて、アルバムが出たら買おうと思ったが結局果たされないまま数年が経過している。12インチは未聴のままだ。

本作はベーシストのトミー・スティンソンのバンド。バッシュ・アンド・バップという。解散して2年ぐらいにサイアーからアルバムがリリースされていたが、20数年ぶりのアルバムのようだ。
スティンソンがガンズ&ローゼスに加入していたことは知っていたが、まだメンバーなのか? ガンズを経過したことでだっさいハードロックっぽくなっていたらやだな、と思ったがそんなことはなかった。色んな意味で20数年前と同じだった。

基本的にウェスターバーグと同じような曲で、同じような歌い方。ただウェスターバーグをウェスターバーグたらしめているものが声に備わっていないのがスティンソンのスタイルだ。
当たり前のことを当たり前にやったらこんなアルバムが出来た。力んでもないし、おかしく自分を追い込んだりもしない(だろう)。湧き出てきた歌を。溢れてくるものを。わざとらしさがない。素晴らしいロックアルバム。

2017年2月1日水曜日

Iggy Pop - Post Pop Depression



正直、俺はイギーのよいリスナーではない。
最初に聴いたのはインスティクトだったか、ブリック・バイ・ブリックだったか、ハードロック寄りな普通の売れ線ロックじゃんとしか思わなかった。LAメタルとの交流も多かったこともいい印象を受けなかった。俺はほんとうにヘビメタが嫌いだった。

上京してストゥージーズやイディオット、ラスト・フォー・ライフあたりの作品を聴くまでその印象は変わらなかったし、ネガティブな印象が払拭されたあとでも俺にとってのイギーは70年代であって、新作がリリースされても別に興味や関心は抱かなかった。再結成ストゥージーズも同様で、衝動で一枚購入したが未だに一度も聴いていない。

本作を聴きながら、ああイギーだと何度も思った。
畏怖したり感心したり苦笑したりしながら。
イギーを好きでも嫌いでもない人にこのアルバムを説明するなら、ラスト・フォー・ライフやイディオットあたりの焼き直し。だがイギーの出来は悪くないし、痛々しさなどは微塵もない。本人の年齢や近しい人間が次々亡くなっていることを思えば凄いことだ。力作。

戸川階段



やっぱり俺はJOJO広重が嫌いなんだなあと再確認しただけの一枚。
どうせこうなるんだろう、という予想を何も裏切らない。
それにしても単なるお約束だけでできた伝統芸になってしまっただけのノイズミュージックに何の価値があるのかしら。

Aaron Neville - Apache



ずっとソロ・シンガーとしてのアーロン・ネヴィルが苦手だった。A&M時代のポピュラー歌手然とした作風がどうにも合わなかったのだ。歌のうまさも鼻につく感じだったし。常にわざとらしさを感じた。

ブルーノートから出た前作から印象が変わったが、オールディーズのカバーアルバムというコンセプトを含めたプロデューサーのキース&ドン・ウォズの手腕かと思ったが、ソウルヴィルと絡んだ本作でネガティブな印象は吹き飛んだ。あの時代こそが異常だったのだ。快作。

こぶしファクトリー - 辛夷其ノ壱



こぶしファクトリーのファースト。17曲中10曲が過去に発表されたシングル曲と、ファーストアルバムというよりは新曲を収録したベストアルバムだな。アルバムが出た時点で賞味期限切れだった時事ネタソングやイベントタイアップの企画モノまで収録してるのはセコいというか、とにかく何がなんでも収録時間いっぱいまでブチこまないと気が済まなったのだろう。そういう意味で日本のMottainai精神を見せてくれているが、アルバムとしては散漫な印象は否めない。もっと曲を絞ったら評価も違ったかもね。
ツイなどを見るにラスト曲の評判がいいが、俺はああいう拓郎節というかドメスティックな歌謡フォークのフォーマットが苦手なんだなあと再確認しました。
面影ラッキーホールあたりに曲を提供してもらったらおもしろそうなのに。

God Don't Never Change - The Songs of Blind Willie Johnson


ブラインド・ウィリー・ジョンソンのトリビュート。
最初に聴いたのは寝起きで、布団の中というシチュエーションだったからか、その時はずいぶんウルセーなあと感心したものだったことを覚えている。

その後回数を重ねると印象も変わったが、個人的にリッキー・リーとカウボーイ・ジャンキーズが出色。

2017年1月31日火曜日

TiffanyJ - Evolving



ルックスは見ての通りスター性なし、シンガーとしての実力も中堅クラス、トラックも凡庸と、個々の要素だけで鑑みると何がいいんだ? という話になるシンガーだが、まあ、だからこそ憎めないというか、何もよくないと切り捨てるにしてはどうにか聴けてしまうから捨てがたいというか、要するにB級の美学だな。

それにしてもこの人のyoutubeの再生数の少なさは泣ける。このブログの閲覧数並み。

The Hanging Stars - Over the Silvery Lake



コズミック・アメリカーナ・バンドを標榜するUKバンド。
まあ、普通のフォークロックというか、アメリカーナ系ロックバンドなわけなのだが。
もっとコズミックぶりが欲しかった気がする。

Second Hand Blues Band - ST



アリゾナを拠点に活動するブルースマン、アシュフォード・ゴードンが白人メンバーと共に結成したバンドのファーストアルバム。歌、ギター、リズムセクションなどなど、ひとつひとつはエクセレントだが、全体的に聴くと極めてまとまりすぎているというのか、普通すぎて印象に残りづらい。

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